2011年6月27日月曜日

2011全九州高校バスケ男子決勝 延岡学園vs福岡第一

2月の新人戦九州大会、3月の沖縄カップに続いて、本年3度目の対戦となりました全九州高校バスケットボール大会 延岡学園 対 福岡第一 の決勝戦。
延岡学園は着実に実績をあげての決勝進出、対する福岡第一は怪我から復帰のメンバーが揃っての決勝です。

延岡学園 対 福岡第一



延岡スタメン・・・岩田、バンバ、寺原、黒木、礼生
第一スタメン・・・小松、鵤、田中、山本、マリック


1Q立ち上がり先行したのは第一。マリックへのゴール下へのパスが通り、0-2第一先行。延岡は早くボールを持ち込むもミスショットとなり、第一が速攻、山本が2点を決め、0-4と連続得点となる。延岡はいつものリズムを取り戻すべく、スピードと展開のパスで第一ディフェンスを揺さぶる。延岡が入れ返し2-4試合が動き始める。第一もトランジッションからのパスでゴール下のマリックへパスを通す。すかさずバンバがブロックショット。しかしこれは先にバックボードに当たっていために、第一の得点となる。

早いパス出しから、延岡の礼生がドライブで持ち込む。たまらずマリックはファウルで交代。必死のデフェンスでこれを凌ぎ、第一が速攻。タラにパスが通り得点かと思われたが、バンバがブロックショット。会場は大いに沸き、岩田が高速ドリブルで持ち込むもチャージングとなり、延岡タイムアウト。

タイムアウト後、延岡はハーフコートマンツーマンからゾーンに切り替える。すると第一のスピードが止まり、延岡のゾーンに苦しむ。シュートは打つものの点は入らず、延岡の速攻を許してしまう。一気に延岡が逆転。第一のファウルもかさむ。第一はゾーンに苦しみ、ずるずると失点して行く。終了間際にはバンバの3Pが入り23ー13延岡リード。


2Q延岡はゾーンデフェンスで、第一の動きをけん制しながら、ミスを誘う。第一は延岡のゾーンに慣れ始め、小松が3Pを決める。しかしながら、延岡は他の選手をきっちり守りシュートのセレクションを絞らせる。第一のシュートが外れると、速攻を繰り出し、バンバ、礼生がショットを決めるという一進一退の展開となる。43-30延岡リードで前半終了。


3Qお互いに攻守に固さがなくなり、延岡が礼生のドライブを起点に第一のディフェンスラインを崩し、連続得点を重ねる。第一もシュートが好調の小松を中心に、前半キレのなかった田中の3Pが入り始め延岡を追いかける。ここでバンバのファウルがかさみ、バンバをベンチに下げて延岡タイムアウト。第一はすかさず、インサイドを中心の攻めに転換、ゴール下を支配する。61-55と第一6点差まで詰めて、3Q終了。



4Q延岡はすぐに得点を加え、第一を突っぱねる。再び10点差に戻されたところで、第一がタイムアウト。ここから第一は得点差を詰めるべく、山口らのシューター陣を再投入。山口の連続シュートが決まり、68-64と4点差に詰め寄る。延岡はバンバをコートに戻し、立て直しをはかる。コートに戻ったバンバは3Pを決め、第一に流れを渡さない。第一の小松も意地のショットをねじ込むが、差は縮まらない。残り3分強、再び第一がタイムアウト。第一はプレッシャーディフェンスで、延岡のミスを誘う。ターンオーバーから第一がショットを打つも決まらない。ゴール下のリバウンド争いは、目を見張る。第一のシュートミスに黒木、バンバがリバウンドをしっかり確保し、岩田、礼生のガード陣が冷静に運び、点を重ねる。第一はここに来て流れを引き寄せるシュートが決まらない。延岡は終盤タイムアウトを取り、ガード陣を交代し、88-78で終了。九州大会を優勝で飾った。




お互いの攻防は目を見張った。攻守の切り替えの早さ、戦術の巧みさ、個人の能力の高さなど全国上位の試合でした。両校のインターハイでの活躍を期待しております。



九州大会の観戦シリーズは以上です。男女3位決定戦の方は管理人があまり観戦できませんでしたので、申し訳ありませんが割愛させて頂きました。