2011年6月21日火曜日

2011全九州高校バスケ準決勝  鹿児島純心vs中村学園

最終日のみの観戦でしたが、非常にわくわくされる試合の数々を堪能致しました。
観戦試合のいくつかを紹介したいと思います。





当日朝は、福岡地区は曇り空で7時半に出発。嬉野から濃霧になり、大村に到着するころにはどしゃ降りになりました。到着時間は9時半少しすぎで、試合は始まってました。


第一試合は福大若葉対長崎商業、鹿児島純心対中村学園の準決勝。


3月末に両校の練習試合を何本か審判しただけに、お互いの特長はインプット済みの試合です。中村の高さに対して、純心がどう攻めるかが見所になりそうです。アウトナンバーからの高確率な鹿児島のショットが入れば、試合はもつれますが・・・。



鹿児島純心 対 中村学園


純心中村戦は、序盤こそ純心のパス展開に翻弄されましたが、純心のシュートがことごとくはずれ、リバウンドを取った中村が優位に試合を運びます。中村のフォワード陣がゴール近くのシュートをしっかり決めて、1Qは9-21で中村リード。



その後もインサイドを攻めたい純心でしたが、中村の高さに阻まれます。中村はインサイドプレイや速攻で差を広げ、純心のオフェンスを単調にさせます。前半19-42中村リードで終了。



後半に入り、純心はいくつかのゾーンプレスで反撃のきっかけを掴もうと試みますが、中村のガード陣がきっちり運びインサイドで点を加算します。パス展開からアウトナンバーを作って3Pを決める純心。しかし中村のインサイドを止めれません。3Qは38-67中村リードで終了。



4Qは中村はスタメンを下げ、控えの選手中心にエントリー、すかさず純心はプレスでボールをスティールして速攻につなげます。連続得点で勢いづく純心は20点差まで追い上げ、食い下がります。残り7分、中村はスタメンをコートに戻し、主導権を取り返します。落ち着いたボール運びとインサイドを支配し62-95で中村学園が決勝進出を決めました。




中村学園の試合は何度となく見て参りました。今回3年生谷村の復活で俄然今後の試合が楽しみになってきました。エースガードの安間は、多彩なパスとドライブで相手を翻弄します。まだ捻挫の完治がもう少しのようですが、インターハイでの活躍を期待したいものです。


敗れた鹿児島純心ですが、キャプテン迫の気迫あふれるプレイには高校生らしさがあふれ、前田と共に純心の看板を背負ってインターハイを勝ち上がってほしいものです。