2011年6月23日木曜日

2011全九州高校バスケ準決勝 延岡学園vs福大大濠

こちらは優勝候補、宮崎県1位の延岡学園と福岡県2位の福大大濠の準決勝となりました。

延岡学園 対 福大大濠




1Q立ち上がり固さの見える両チーム。大濠は期待のセンター杉浦にボール入れ、インサイド真っ向勝負。しかしながら延岡の厚いディフェンスに阻まれ、ミスショット。すかさず延岡は速攻に結び付ける。こちらも力が入りファーストショットは入らず。大濠は2対2から打開をはかるがシュートが決まらない。延岡はリバウンドショットでファウルをもらい、フリースローを1本決め延岡1-0で先行。激しいディフェンスから延岡がスティール、得点につなげる。大濠は福本、村越で攻めるも堅い延岡の守りを崩せない。リバウンドから延岡の寺原がスピードで大濠のディフェンスラインを突破、加点。大濠は杉浦のショットが決まるだけで、13-4と延岡に9点のリードを許す。堪らず大濠タイムアウト。


大濠はオフェンスを立て直し、セットオフェンスからトランジッションにもちこむ。延岡のリバウンドが手薄になったところ能隅のリバウンドタップショットが決まり、大濠に勢いが戻る。しかしながら、リバウンドで優位な延岡は速攻からアーリーオフェンスで、着実に点を重ねる。大濠の3Pも決まりはじめ、19-17と延岡に迫る。一進一退でお互いに得点を重ねるが、延岡の礼生、岩田の多彩なプレイに得点は開き始める。1Q最後には、バンバの3Pが決まり30-21延岡リードで終了。



2Qに入っても延岡の堅いデフェンスとトランジッションの速さに、大濠は防戦一方。スティールから礼生の3P、寺原のドライブ、バンバのショットとシュートが落ちない。このクォーター、大濠は4点しかとれず、延岡が51-25で前半を終了。


その後もメンバーを変えるも延岡の勢いは止まらず、97-66で延岡学園が決勝に進出した。




オフェンスの凄さ、巧みさを見せつけられるものの、圧倒的なディフェンス力と組織力に感心させられた。ボールを奪ってからのスピードは速く、全員が速攻に参加する圧巻さには驚いた。さすが全国優勝を狙う延岡らしい試合でした。


ここまで来ると大濠のコミュニケーションミスが大きく響いた。普段なら許されるミスも相手が相手で許されなかった。まだまだ伸びしろのある大濠はインターハイでも活躍してくれると思います。