2011年6月10日金曜日

2011インターハイ 福岡県決勝リーグ 2日目(5)

◆ 福岡第一 VS 福大大濠


女子に引き続いて、男子も2勝同士の対戦となりました。地区予選も合わせて4回目カードとなります。お互いに切磋琢磨を続けてきた両校。全国に行けばベスト4クラスのレベルが繰り広げられる福岡県が誇る屈指の好カードです。
会場は、いつもながらの満員御礼。ミニの子供たちから大人まで、バスケットボールファンなら見逃せない一戦です。




1Q
お互いスタメンは変わらず、トスアップは第一がボールをキープ。パス回しからシュートを放ちますが、ファーストショットは入らず。大濠がすばやくボールを運び、1年生シューターが3Pをねじ込みます。すかさず第一はブレイクからのシュート。しかしこれもリングに嫌われ、リバウンドは大濠。またも大濠の1年生のアーリーショットがネットを通過します。0対6で大濠がのってきます。

ここで落ち着かせるべく第一は、ゆっくりとしたパス回しから、ガードのドライブで初得点。2対6と大濠を追いかけます。毎回、第一の立ち上がりの悪さは今シーズン何度も見てきています。大濠はフレックスからのショットを簡単に決め、第一にプレッシャーをかけます。
第一はインサイドにボールを入れ、確実に点にします。大濠はシュートが好調。次々と得点を決めます。
1Q終盤、第一のデフェンスプレッシャーがきき始め、パスカットからの速攻やディフェンスリバウンドからの速攻が決まり、先行する大濠に肉薄、22対23で大濠リードで終了。


2Q
第一は初めから強烈なデフェンスで、大濠のテンポを崩します。1Qとは違うプレッシャーに大濠はミスをおかし始める。次々とパスカットやリバウンドからの速攻、3Pと決め、あっという間に逆転、引き離します。大濠は単発でショットを決めるのが精いっぱいになる。
49対33と第一が16点差をつけて前半終了。


3Q
後半開始も手を緩めず、厳しいディフェンスで走る第一。ゾーンで相手のリズムを崩そうとする大濠でしたが、3Pを放たれリバウンドも取られる悪循環に。攻守に走る第一が72対44でさらに差を広げて終了。


4Q
第一は控えの選手や1年生を投入、大濠もスタメンをほとんどさげてのクォーターとなる。第一はスピードはあるもののシュートの確実性がなくなり、リバウンドも大濠に取られます。さすが次世代の大濠の選手、高いシュート力で得点を重ねます。しかし追いつくまでの点差は縮められず、98対74で福岡第一が3勝目をあげ優勝。

やぶれた大濠でしたが下級生の勢いは見るべきものがあり、今後の対戦がまた楽しみになりました。


福岡第一と福大大濠は7月28日から、秋田県能代市で行われます全国高等学校総合体育大会(インターハイ)に福岡県代表として出場します。


◆ 玄 界 VS 九産大九州

県立高校として、今大会もアグレッシブなプレイで魅了した玄界は、粘る九産大九州を4Q最後に振り切り92対85で1勝2敗で第3位となりました。