2011年6月25日土曜日

2011全九州高校バスケ女子決勝 福大若葉vs中村学園

地区大会から何度となく繰り広げられる本年度の両校。福岡県中部地区大会、福岡県大会、そして九州大会へと舞台は変わりました。


福大若葉 対 中村学園




1Qお互い知り尽くした相手に、立ち上がりはスムーズに進行。若葉はインサイドで松本にボールを託し、先取点を取ります。中村もインサイドの谷村の1対1を選択するもミスとなり、若葉にボールを奪われます。若葉は、再びインサイドへ。中村はファウルでしかボールを止めることができない。若葉のスティールから得点を加え、中、外とボールを回し得点を重ねていく。中村は若葉の動きに対応できず、谷村が2回目のファウルを犯しベンチに下がる。中村は交代により攻守に動きが出始め、浦本、井上がショットを決める。しかしながら、若葉の松本を止められない。22-13若葉9点リードで、1Q終了。


2Q中村は最初からデフェンスを変え、インサイドへのプレッシャーをかける。若葉は松本、西村のインサイドからの得点が減り、アウトサイドのシュートに切り替えるも点が伸びない。中村は谷村をコートに戻し、インサイドアウトで得点を重ねてリズムをつかむ。
2Qは中村のディフェンスが機能し、30ー28若葉リードで終了。


3Q若葉は積極的に、ディフェンスプレッシャーをかけ、中村のミスを誘う。中村は連続ターンオーバーをしてしまい、若葉が連続得点。引き離しにかかる。若葉黒木の3Pも決まり、中村堪らずタイムアウト。明けて、中村は再びディフェンスをオールコートのゾーンプレスに変え、安間のジャンプショット、井上のゴール下で若葉に食い下がる。ここで若葉タイムアウト。その後一進一退になり、50-46若葉リードで終了。


4Q立ち上がり、中村の動きが急に止まり、若葉に防戦一方になる。若葉は、テンポを上げて藤、成林がドライブで中村のディフェンスを破り、得点を重ねる。ショートコーナーからの松本のショットも決まり、若葉の勢いが止まらない。中村も必死にプレスでプレッシャーをかけるもオフェンスまで集中力が持たず、若葉に速攻を許してしまう。点差は離れるばかりで、73-50で若葉が九州大会を制した。この試合もエース松本が33点を叩き出し貫録をみせた。



お互いを知り尽くした相手、明暗は4Qについてしまいました。序盤にインサイドが機能しなかった中村は追いつけど、最後はひっくり返すスタミナがなくなっていました。
逆に若葉は追いつかれそうなピンチに、エース松本がしっかりと得点できる強みがあり、リズムを崩すことなく主導権がとれた。

しかしながら、当日は準決勝、決勝と2試合目の試合でした。今秋のウインターカップでの両者の戦いはさらに激しいものになりそうです。