2011年6月9日木曜日

2011インターハイ 福岡県決勝リーグ 2日目(4)

◆ 福大若葉 対 中村学園

2勝同士で優勝を賭けた一戦となった 福大若葉 対 中村学園

前回の対戦は、全九州大会予選の福岡県決勝。72対70で若葉が逃げ切った試合となりましたが、中村学園が激しく追い上げた試合から2週間。この一戦も試合前から両校の緊張感が漂います。
本日、第一試合のアップ中に怪我をした中村のエースガードが出場するのか?
試合の大きなカギを握る選手なだけに、注目が集まります。




1Q
若葉のスタメンは変わらず、中村も怪我のエースガードを投入してのスタメン編成。主力メンバー揃っての試合となり、いやおうにも期待の高まるのゲーム開始。
最初にボールを保持したのは若葉。ガードがけん制しながら、インサイドにボールを投げ込み若葉先制。中村はゆっくりとガードが持ち込み、こちらもインサイドにボールを入れてシュートまで持ち込みますが、シュートが外れてボールは若葉へ。
若葉は早いボール運びで、フォワードにボールを展開。若葉のエースがゆっくりとしたシュートモーションのショットでゴールをゲット、4対0。
ハイスコアになると分の悪い中村は、ディレード気味にボールを展開しながら、若葉のミスを誘います。案の定ディフェンスのスイッチミスから、中村のガードがジャンプショットをねじ込みます。

逆に点数を加えたい若葉は、早いガードの展開からインサイドのフォワードにボールを集めオフェンスを組み立てます。両者のそうした思惑で試合は一進一退。重たい試合展開になる。1Qは17対15で若葉がリード。



2Q
1Qの頑張りのせいか中村のディフェンスが甘くなり、若葉のガード陣がドライブを仕掛ける。オフェンスが上手く機能しなくても、最後は若葉のエースがきっちりシュートを入れ中村をジワリと離しにかかる。
中村も離されまいとハイポストからの展開を試みるが、ガードのパスミスや連係ミスが出て若葉に速攻を許してしまう。若葉36対25中村で前半終了。



3Q
両チームとも2名くらいの交代をするだけで、真向勝負。3Qに入り、若葉のオフェンスのリズムが悪くなり単調にシュートを打ってしまう。シュートが落ち始めた若葉に対して、リバウンドが取れるようになった中村は、インサイドから若葉のディフェンスを崩す。甘くなった若葉のディフェンスに、外からのシュートが入り始めた中村は点差を詰める。
オフェンスの連続ミスで、若葉早めのタイムアウト、修正を図る。フォーワードの動きが整理された若葉は、ショートコーナーから得点を重ね、53対46でリードを守る。


4Q
お互いに死力を尽くす両チーム。本日2試合目で接戦を勝ち上がっただけに、攻守にミスが出始める。メンバーの交代も多くなり、中村は先日の決勝で活躍した3Pシューターを投入して打開を図る。そうはさせまいと若葉もマッチアップのサイズを上げて、3Pを防ぐ。このリバウンドを取った若葉は点に結び付け、中村を引き離す。
今回、若葉がスタメンをほとんど残したままで試合を運び、72対60で優勝。全国大会の切符を手にした。

敗れた中村学園も2勝1敗で第2位となり、もう1つの枠を手にした。


◆ 折尾愛真 対 精華女子

両校お互いの持ち味を出すも、精華の運動量に愛真が防戦となる。愛真のエースの怪我もあり、58対99で精華女子が1勝をあげた。